フッ素って本当に歯を強くしているの?〜フッ素を使った自由研究〜
フッ素って本当に歯を強くしているの?
こんにちは、たか歯科クリニックです。
夏休みも始まり、自由研究を頑張っているお子さんも多いのではないでしょうか?
今回はお家でできる簡単な実験をご紹介したいと思います。
実験の目的
歯医者さんで塗るフッ素やお家で使っている歯磨き粉の中のフッ素は本当に歯を強くしてくれているか調べるための実験です。
今回は卵の殻(主成分は炭酸カルシウム)を歯(炭酸カルシウムと似た成分でできている)に見立てて実験を行っています。
何かご飯やお菓子などを食べるとお口の中は酸性になります。その時に脱灰といって歯が溶けようとするのです。その溶けようとしている状態からフッ素が歯を守ってくれているか調べます。
酸性になっている状態を酢の中につけることで擬似的に再現します。
実験に使うもの
・フッ素(今回は歯医者さんで使う濃度の濃いフッ素を使っていますがお家の歯磨き粉に入っているフッ素でもできます)
・卵
・酢
・コップ
・マジック
・歯ブラシ
実験方法
①まず卵に油性マジックでマルとバツ、真ん中に線を書きます。
②マルを書いた方にフッ素を塗ります。今回は濃度が濃いものを使っているので、約5分ほどたっぷり塗ります。
もしお家の歯磨き粉を使う場合は、マルを書いた方にたっぷり歯磨き粉を塗り、その歯磨き粉を塗った方をキッチンペーパーで包み、一晩ほど置きます。
③時間が経ってから、フッ素を水で洗い流します。
④用意していた酢の中に卵をつけます(酢はそのままでも2倍に薄めても大丈夫です。お家の歯磨き粉の場合は2倍に薄めた方が良いかもしれません。)
この時の卵の表面をしっかり観察してみてください。フッ素を塗った側と塗っていない側に違いがみられます。
約1時間ほど酢の中につけておきます。
⑤最後に酢から卵を取り出して洗い流します。そうするとフッ素を塗った側と塗っていない側に変化がみられます。
実験の結果
今回、フッ素を塗った側の卵の殻の色は変わらず、塗っていない側の色が変わりました。
これは白くなった方は脱灰といって歯が溶けて虫歯になってしまったことを表しています。逆にフッ素を塗った方は酸の力に負けずに歯を守ってくれています。
このようにフッ素は歯を丈夫にする力を持っています。フッ素は新しい歯が生えてきたときに塗るととても効果的だと言われています。歯が生え出したら、歯医者さんに通って定期的にフッ素を塗ってもらい、歯を強くしていきましょう!
お子様のお口の中でお困りごとがございましたら、ぜひご相談ください!
明石市大久保町 たか歯科クリニック
西明石と大久保のちょうど間の歯医者さん
明石で予防歯科・小児歯科・歯周病治療・インプラント治療・セラミック治療・小児矯正・成人矯正・インビザラインを行なっています。
ぜひお気軽にご相談ください。ご予約はホームページからWEBもしくは電話でお取りすることができます。