安心安全なインプラント治療その2〜診査・診断編〜
- 2024年4月15日
- インプラント
安心安全なインプラント治療その2〜診査・診断編〜
こんにちは、たか歯科クリニックです。
今回はインプラント治療をはじめるにあたって大切な診査・診断に関してお話したいと思います。
本当にその歯を抜かないといけないのか?
インプラント治療を行う前に1番大切になってくるのは、
”本当にその歯を抜かないといけないのか?”
ということです。
歯を抜かないといけない理由は虫歯、歯周病、歯牙の破折など様々です。
歯を抜く前に実際にその歯を抜かないといけないのかというのを診査・診断する必要があります。
虫歯であれば、”精密な根管治療”、”歯牙を残すための部分矯正”などで抜歯を避けられることもよくあります。
歯周病で歯を抜かないといけないと診断された方でも、状態によっては”歯周組織再生療法”で保存が可能な場合があります。
歯周組織再生療法に関しては、ブログでお話させていただいておりますので、そちらをご覧ください。
虫歯の歯を残す方法その1〜精密根管治療〜
精密な根管治療とは治療に際して、マイクロスコープにて拡大視野下で根管治療を行い、普通では見えない痛みの原因を発見したり、CTを撮影することで病巣の原因をしっかり把握した上で治療を行ったりします。
もちろんこれで全ての歯牙の抜歯を回避できるわけではありませんが、一度抜歯の前に確認する価値はあります。
当院の根管治療に関するページもご参考にしていただけたらと思います。
虫歯の歯を残す方法その2〜エキストリュージョン〜
また、虫歯が深すぎて抜かないといけない歯に関しては歯牙を残すための部分矯正”エキストリュージョン(歯根挺出)”で歯牙を残せる場合もよくあります。
エキストリュージョンとは
エキストリュージョンというのは、歯肉縁下に虫歯があったり歯牙が浅い位置で破折していたりする時に、虫歯や歯牙が破折した部位を歯肉縁上に引っ張りげることで、歯の保存を試みる方法です。
エキストリュージョンと呼ばれる方法はどこの医院でも行っている方法ではありませんが、当院ではエキストリュージョンを用いて歯牙の保存が可能な場合は選択肢の一つとしてご提案させいただいております。
ただエキストリュージョンも万能な方法ではありませんので、メリット・デメリットがあります。
エキストリュージョンのメリット
・抜歯と診断された歯を抜かずに治療することができる。
・歯を残すことで周りの歯牙の負担を減らすことができる。
・見た目を改善することができる。
エキストリュージョンのデメリット
・保険がきかない。
・期間が少しプラスにかかってしまう(1ヶ月から2ヶ月プラスにかかってくる)。
・小さな外科処置を行う必要がある。
このようなメリット・デメリットを患者様の歯牙に合わせて詳しく説明させていただき治療を行っております。
今回はインプラントを行う前に大切な”本当にその歯は抜かないといけないのか”ということにフォーカスを当ててお話をさせていただきました。
インプラント治療も素晴らしい方法です。ただ、その治療の前にできることがあればチャレンジしてみても良いかもしれません。
もし、インプラントに関してのお悩みや相談がありましたらご気軽にご相談ください。
明石市大久保町 たか歯科クリニック
西明石と大久保のちょうど間の歯医者さん
明石で予防歯科・小児歯科・歯周病治療・インプラント治療・セラミック治療・小児矯正・成人矯正・インビザラインを行なっています。
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