安心安全なインプラント治療その4〜抜歯即時埋入〜
- 2025年7月2日
- インプラント
安心安全なインプラント治療その4〜抜歯即時埋入〜
こんにちは、たか歯科クリニックです。
今回は安心安全なインプラント治療のその4ということで抜歯即時埋入をご紹介しようと思います。
抜歯即時埋入とは
抜歯即時埋入とは文字の通りで抜歯したと同時にインプラントを埋入する方法のことをいいます。
インプラントはしっかりとした骨の中にインプラントを入れて、インプラントと骨が結合するのを待つというのが一般的です。
しかしながら、最近は条件が整えば歯を抜くと同時にインプラントをすることも長期予後が確立されてきて、行われることが増えてきています。
抜歯即時埋入のメリット・デメリット
抜歯即時埋入は非常に素晴らしい治療法ではありますが、もちろんメリットもデメリットもあります。
メリット
・治療期間の短縮につながる
インプラントは骨の回復や歯肉の回復を待つために期間を開けることがよくありますが、抜歯即時埋入の場合はその期間を省くことができるため、治療期間が短縮できます。
・体の負担を最小限に抑えられる
抜歯即時埋入は歯肉の切開を必要とせず、歯を抜いた穴の中にインプラントを埋入するため、歯茎の腫れや外科的侵襲を抑えることができます。
・骨の吸収・歯肉がやせることを防ぐことができる
骨は時間と共に減っていくことが一般的ですが、抜歯即時埋入は骨が多い時に行うため、骨の減りを防ぐ効果もあります。また同様に歯肉がやせていくのもある程度防ぐことができます。
デメリット
・条件が揃わないと行うことが出来ない
全ての場合で抜歯即時埋入が行えるわけではなく、しっかりと条件が揃っているか見極める必要があります。
抜歯即時埋入の条件とは
抜歯即時埋入は条件が揃わないと行えない方法になってきます。
・抜歯する部分に感染がないまたは感染があってもとりきれる状態にある
・ある一定以上の骨が残っていないといけない
・全身の健康状態に問題がない
抜歯即時埋入はこういった条件が揃ってはじめて行える方法となっております。そのためには術者の診断の力というのも重要になってきます。
抜歯即時埋入の実際
大きな流れとしては
①抜歯を行う。
②抜歯部位を徹底的に掻爬する。
③抜歯窩にインプラントを埋入する。
④インプラントと骨の間に骨補填材などを入れる必要があれば入れて縫合を行う。
下の写真は歯牙の破折によりどうしても抜歯が必要になった部位に対して抜歯即時埋入を行った症例です。
まとめ
インプラント即時埋入は非常に素晴らしい方法です。しかしながら条件が揃っていない場所に行ってしまうと、インプラントの長期予後が悪くなることもあります。
もし興味があるなどございましたら、またご質問頂けたらと思います。
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