歯周病と体の病気が関係する!?
- 2023年4月5日
- 歯周病
歯周病と全身疾患
歯周病と全身疾患の関係
こんにちは、明石市大久保町のたか歯科クリニックです。
今回は歯周病と全身疾患の関係についてお話したいと思います。
まず、歯周病とは…
細菌の感染によって炎症を引き起こし、歯茎が赤く腫れたり、歯を支えている顎の骨を溶かして歯が抜けてしまったりする病気のことを言います。
そして、歯周病菌というのは歯肉(歯ぐき)から血管の中に流れ込み、血流にのって全身に運ばれていってしまいます。
健康な方は免疫機能によって細菌が排除されますが、高齢者で免疫力が低下している方などは細菌が排除できず、病気を引き起こしてしまうリスクを高める可能性があります。
どんな病気が関係しているの?
▶︎糖尿病
糖尿病とは…
インスリン分泌量が少なかったり、インスリンの働きが弱くなったりする事で血糖値が慢性的に高くなる病気のことを言います。
免疫力が下がると歯周病菌にも抵抗できなくなります。
糖尿病によって弱っている体は歯周病菌に抵抗する力も弱くなってしまっています。
なので歯周病にかかりやすく、治りにくく、重症になりやすくなると言われています。
▶︎骨粗鬆症
骨粗鬆症とは…
骨の強度が低くなって、軽い衝撃でも骨折を起こしやすくする病気のことを言います。
骨粗鬆症の人は体の骨密度が低いことから、同年代の人や、同じ歯周病の要因を持つ人と比べて歯周病になりやすい傾向があると言われています。
▶︎腎疾患
腎疾患とは…
腎臓の糸球体や尿細管が冒されることで、腎臓の働きが悪くなる病気のことを言います。
腎臓の機能低下が慢性的に続く状態を慢性腎臓病と言います。
歯周病が慢性腎臓病の原因の一部かもしれないと考えられています。
慢性腎臓病を引き起こす原因は
・糖尿病
・加齢
・喫煙🚬
他にも高血圧や糸球体腎炎、自己免疫疾患なども挙げられますが、原因がよく分からないことも多いそうです。
一部では歯周病が関係しているかもしれないと言われるようになりました。
重症の歯周病の人は、腎機能が低いことが多いのです。
一般に腎機能が低下するにつれて、歯周病の症状は悪化する傾向にあると言われています。
▶︎動脈硬化
動脈硬化とは…
動脈硬化とは血管が厚く硬くなり血管が狭くなる病気のことを言います。
血液中の炎症性物質の数値が高いと動脈硬化を引き起こしやすくなります。
歯周病の患者さんは全身が軽い炎症状態にあるため、炎症性物質の数値が高くなり、動脈硬化が起こりやすくなると考えられています。
▶︎誤嚥性肺炎
誤嚥性肺炎とは…
肺や気管は、咳など身体が生理的に反応することによって守られています。生理的機能が衰えると自らの唾液や食べ物が誤って肺に入り、肺炎を起こしてしまいます。これを誤嚥性肺炎といいます。
主な原因として唾液中に含まれる細菌があげられます。
歯周病菌は肺炎の原因となるものが多いので、高齢、認知症、脳血管障害、手術後など食べ物の飲み込みをうまく行えない人は特に注意が必要です。
これらのように、歯周病はさまざまな全身の病気と関係しています。
お口の健康を保つということは、全身の健康に確実につながっています。
まずは歯医者さんにいってみてご自身のお口の状態を見てもらいましょう!
そして、定期的にメンテナンスを受けてお口の健康と全身の健康を保ちましょう!
もし、気になることがあればいつでもご相談ください!
明石市大久保町 たか歯科クリニック
西明石と大久保のちょうど間の歯医者さん
明石で予防歯科・小児歯科・歯周病治療・インプラント治療・セラミック治療・小児矯正・成人矯正・インビザラインを行なっています。
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